今期二回目の合奏練習となるこの日は、ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲を初めてオーケストラ全体で合わせました。この日のタイムテーブルは以下の通りです。
9:00 集合・セッティング 9:10 ラルゴ/ヘンデル(35分) 9:45 休憩・ミーティング 9:55 モーツァルト/交響曲第40番 第3・4楽章(50分) 10:45 休憩 10:55 モーツァルト/協奏交響曲 第1楽章(50分) 11:45 リセッティング 12:00 解散
この日の練習で確認した内容を簡潔にまとめました。譜面と共にご確認ください。また、録音も別途共有してありますので、団員の皆様は録音も合わせてご利用ください。
※音名表記はドイツ語に従っています。(例. C→ハ、Fis→嬰ヘ、H→ロ、B→変ロ)
※移調楽器は記譜上の音を示しています。実音ではありません。
1. ヘンデル/ラルゴ(オンブラ・マイ・フ)
全パート共通
第39小節:滑らかに弾くので難しいけれども、縦をそろえる(全員のタイミングをそろえる)意識を持つ。
第51小節:小節に入るタイミングに(若干の間があるので)注意してそろえる。
第1ヴァイオリン
第1小節:音の立ち上がりを早く。
第2小節:1拍目のGから2拍目のFisへは旋律的に。(1拍ずつ和音が進行する第4小節と弾き方を分ける。)
第22小節:2拍目裏の8分音符のタイミングが早くならないように。
第23小節:情熱的に。思い切った演奏に期待!
第28小節:パート全員でcresc.
第39小節:1拍目のGよりも2拍目のGの方が大きくなるように。
第2ヴァイオリン
第6小節:dim.のタイミングが早すぎる。dim.をあまり意識せずに3音を均等に。
第22小節:2拍目裏の8分音符のタイミングが早くならないように。
ヴィオラ
第27小節:音量をもっと欲しい。
第39小節:スラーとして弾く(弓を止めない)。
チェロ・コントラバス
第30小節:下げ弓の時の弓速が速すぎる。
第42小節:硬い音質で。
第50小節:2拍目で弱くならないように。
2. モーツァルト/交響曲第40番 第3楽章
全パート共通
第13小節(Trio):音程が正確になるようにお願いします。
フルート
練習記号A(第15小節):fではなくmfくらいに落としたテンションで。
第16小節:8分音符はすべて切るように。
第12小節(Trio):2拍目まででフレーズを一度切って、3拍目からのフレーズと分ける。
第24小節(Trio):スラーに忠実に従った歌い方で。
第25小節(Trio):espressivoで。
オーボエ
練習記号A(第15小節):fではなくmfくらいに落としたテンションで。
第16小節:8分音符はすべて切るように。
第27小節:8分音符を強調。
第12小節(Trio):2拍目まででフレーズを一度切って、3拍目からのフレーズと分ける。
第16小節(Trio):音量を抑えて。
第24小節(Trio):スラーに忠実に従った歌い方で。
クラリネット
練習記号A(第15小節):fではなくmfくらいに落としたテンションで。
第16小節:8分音符はすべて切るように。
ファゴット
練習記号A(第15小節):fではなくmfくらいに落としたテンションで。
練習記号C(第37小節):テンポが速くなりがち。
第12小節(Trio):2拍目まででフレーズを一度切って、3拍目からのフレーズと分ける。
ホルン
(特になし)
第1ヴァイオリン
第30小節:3拍目のAはアタック強く。そのうえで伸ばしながら少し持ち上げる(膨らませる)ように。(第32小節も同様に。)
第2ヴァイオリン
第29小節:3拍目のEsで歌って。
第31小節:3拍目のAはアタック強く。そのうえで伸ばしながら少し持ち上げる(膨らませる)ように。
ヴィオラ
第27小節:8分音符を強調。(第26小節の8分音符よりも強く。)
チェロ・コントラバス
第27小節:8分音符を強調。(第26小節の8分音符よりも強く。)
3. モーツァルト/交響曲第40番 第4楽章
全パート共通
弦楽器の冒頭はpiano。その上で音の粒をそろえなければいけない。
フルート
第2小節~第3小節:(弱拍も含めて)音価を短く。
第17小節:2分音符は丸く収めずに、突き放すように。
第23小節:stacc.が外れているので、stacc.がついていた冒頭よりも軽く吹く。
第48小節:2分音符は(休符直前まで)可能な限り長く保つ。
第96小節~第100小節:pianoをキープ。
オーボエ
第2小節~第3小節:(弱拍も含めて)音価を短く。
第17小節:2分音符は丸く収めずに、突き放すように。
第23小節:stacc.が外れているので、stacc.がついていた冒頭よりも軽く吹く。
第48小節:2分音符は(休符直前まで)可能な限り長く保つ。
クラリネット
第2小節~第3小節:(弱拍も含めて)音価を短く。
第17小節:2分音符は丸く収めずに、突き放すように。
第23小節:stacc.が外れているので、stacc.がついていた冒頭よりも軽く吹く。
第48小節:2分音符は(休符直前まで)可能な限り長く保つ。
第88小節:1拍目と3拍目とで切る。
ファゴット
第2小節~第3小節:(弱拍も含めて)音価を短く。
第17小節:2分音符は丸く収めずに、突き放すように。
第23小節:stacc.が外れているので、stacc.がついていた冒頭よりも軽く吹く。
第48小節:2分音符は(休符直前まで)可能な限り長く保つ。
第65小節:少し肩の力を抜いて。
ホルン
第2小節~第3小節:(弱拍も含めて)音価を短く。
第17小節:2分音符は丸く収めずに、突き放すように。
第48小節:2分音符は(休符直前まで)可能な限り長く保つ。
第102小節:いきなりforte。
第147小節:アタックを強めに。
第1ヴァイオリン
第2小節~第3小節:弓をたくさん使うよりかは、弓圧を強くするforte。
第17小節:符点2分音符の音価分伸ばす必要はなく、管楽器と同様に2分音符として良い。
第41小節:軽く。それまでよりも大きめに。3拍目・4拍目は深刻に刻むことなく、まるで2分音符を弾いているかのように軽く。
第95小節:pianoで入る。
第2ヴァイオリン
第2小節~第3小節:弓をたくさん使うよりかは、弓圧を強くするforte。
第41小節:軽く。それまでよりも大きめに。3拍目・4拍目は深刻に刻むことなく、まるで2分音符を弾いているかのように軽く。
第95小節:pianoで入る。
ヴィオラ
第2小節~第3小節:弓をたくさん使うよりかは、弓圧を強くするforte。
第65小節:少し肩の力を抜いて。
第95小節:pianoで入る。
第147小節:弱拍の入りからもっと主張。
チェロ・コントラバス
第17小節(コントラバスのみ):2分音符は丸く収めずに、突き放すように。
第63小節:(指揮棒と共に)他楽器を先導する。2音目(D)が遅くなる傾向があり。
第65小節:少し肩の力を抜いて。
4. モーツァルト/ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 第1楽章
全パート共通
第1小節~第2小節:sfp(第1小節1拍目・第2小節1拍目)はすぐに抜く。(音は切らない。)逆にf(第2小節3拍目)はfをキープ。
第38小節:Violaに寄せる。走らない。
第93小節:1拍目の音をtenutoで。(少し長めに。)3拍目へ滑らかにつなげて、音価分しっかりと(第94小節直前まで)伸ばす。
第166小節:肩の力を少し抜いて、音量もすこし減らす。
第173小節:ritardanto.します。
オーボエ
第41小節:2拍目・4拍目のstacc.で走らないように。また、1拍目・3拍目のfpはもう少し音量を出すように。
第165小節:全音符(B, C)は可能な限り長く。
ホルン
第33小節:1拍目のCが重要。なるべく長くはっきりと。
第165小節:全音符(C, E)は可能な限り長く。
第1ヴァイオリン
第3小節~第4小節:走らない。
第11小節:fpを重視して、4拍目のEsはすぐに抜く。
第13小節:終わり(C)は丸く収める。
第25小節:3拍目・4拍目(B)は、それまでと違って8分音符に変わっているので強調。
第26小節:休符を軽視して走らないように。
第27小節:音量が足りない。「渾身の一撃をください。」
第49小節:3拍目(A)のtrillの際、半音階であることをアピール。ここから煽っていくが、テンポは守るようにしたい。
第74小節~第77小節:分散和音の進行で走らないように。1音1音しっかりと拾うように。
第81小節:3拍目(D)ではねない。「置く」イメージ。
第86小節~第87小節:走らない。
第126小節~第127小節:元気に。
第159小節:2拍目の付点8分音符(D)はtenutoにしない。第161小節・第163小節も同様に。
第2ヴァイオリン
第3小節~第10小節:速くならないように。
第13小節:終わり(A)は丸く収める。
第74小節~第77小節:分散和音の進行で走らないように。1音1音しっかりと拾うように。
第81小節:3拍目(B)ではねない。「置く」イメージ。
第86小節~第87小節:走らない。
第126小節~第127小節:元気に。
ヴィオラ
第159小節:2拍目の付点8分音符(D)はtenutoにしない。第161小節・第163小節も同様に。
チェロ・コントラバス
第5小節~第6小節:走らない。
第15小節:小節あたまの4音(Es)をそれまでよりも強く。第19小節も同様に。(第23小節は強くしない。)
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